誰でもできる予防法とは?

 そうした中で対策はあるのでしょうか。

 誰でもできる予防法として、まずは粘膜と傷口をしっかりケアしましょう、けがをしないようにしましょう、ということです。けがをしたときには、水などで洗う・消毒する・絆創膏などを貼る、などです。

 見落としがちなのが水虫だそうです。水虫は傷であるため、細菌が侵入するきっかけとなります。城戸教授は、水虫ぐらい痒いのを我慢すればいいやと放置している人が多いが、リスクをはらんでいると話します。皮膚は強いバリアで、溶連菌はどこにでもいるが、皮膚から入らなければ何も起きないということです。また劇症型溶連菌は歩いているだけで人から感染するような恐ろしい病気ではないとも城戸教授は話しています。
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 そして、もう1つの予防は、免疫を下げないための規則正しい生活。適切な睡眠・食事・そしてストレスのない元気な生活をするのが一番だということです。過剰に恐れることなく、劇症型溶連菌について知った上で、向き合っていく必要があります。

(2024年6月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)