戦後は母の思いを受け美容師になった角田さん。


姉の公子さんとともに今も現役で甲府市朝日の美容室で穏やかな日々を送っていますが、現在、胸を痛めていることがあります。


甲府空襲を体験 角田幸子さん:
子どもを見て飢えている子を見ると、かわいそうだと思う。



ロシアによるウクライナ侵攻です。

甲府空襲を体験 角田幸子さん:
思い出しますね。火の中を逃げて歩いたってことが目に浮かんできますね。戦争してプラスになるところはありませんよね、勝っても負けてもね。だからやっぱりだめですよ、戦争は。


「世界中の子どもたちに自分と同じ悲しみを体験してほしくない」と話す角田さん。

その願いを叶えるために戦争について語り継ぐことが必要だと感じています。


甲府空襲を8歳で体験 角田幸子さん:
話せる人の言葉をいつまでもやっぱり残しておいた方がいいと思いますね。このまま消えていったら戦争って、どういうことかわかりませんからね。