「今すぐ電話してこいや!!」交渉の場でA課長に強い口調で迫るB課長

 この交渉の出席者のセリフは議事録に細かく出ています。登場人物は、市側は金額交渉の担当者であるA課長、そして契約手続きの担当者であるB課長。委託業者側は2人いましたが、このうち1人は市の元職員です。

 金額の交渉で一つ肝になったのが『船の掃除』でした。腐ったクジラを運んだ以上、臭いがついているため、これの掃除はお金がかかります、というのが業者側の言い分です。例えば、自分の車でクジラ肉を運んで一生臭いが取れないとして、そんな状況でも宅配便代と同じ1500円でやりますか?と。掃除にお金がかかると思ったら金額が高くなるのは当たり前ですよね、ということを業者側は主張しています。一方で、業者側からは「一番ブラックボックスにできるのは清掃なので」という発言もありました。清掃のところで何か金額調整ができると言っているようにも聞こえます。

 市側と業者側では以下のようなやりとりがありました。

 (A課長)「清掃しているところは誰も見ていないじゃないですか」
 (業者側)「そんな写真より、臭いがえげつなかったから」
 (A課長)「ちょっと局長に諮らんと」

 するとそこにB課長が会話に入ってきます。

 (B課長)「諮らんでええて、もうこの期に及んでそんなこと言ってる時間ないやろ!!」
 (A課長)「今の局長のイメージは7500万円になってますよ」
 (B課長)「(局長は)根拠持って言ってんの?」
 (A課長)「7500万であとは調整、と」
 (B課長)「いやいや、根拠持って言ってんのか!!って」
 (A課長)「根拠は持ってない」
 (B課長)「おお、そしたら『根拠はこれです』って言うだけやろ、ちゃうの!!ほんま、お前ええ加減にせえよ!!」
 (A課長)「そこは確認させてほしいです」
 (B課長)「そしたら今すぐ電話してこいや!!」

 なぜか市の職員、港湾局の職員同士でこのようなやりとりがありました。