5月、石川県加賀市内の市道で男子中学生が車にはねられ亡くなりました。悲惨な事故を再び起こさないため、警察や学校、地元の関係者が集まり、合同点検を行いました。
この事故は、5月23日午前7時半ごろ、加賀市山田町で自転車に乗っていた市内の中学1年生・田代夢来さん(13)がT字路を右折したところワンボックスカーにはねられ死亡したものです。事故現場では10日、警察や中学校の校長、市職員や地元住民らを集めた合同点検が行われました。
関係者は、危険な箇所などを見て回り、朝は交通量が多くスピードを出す車が多いことや、標識を設置し通学路だと周知すべきなどの意見が出ました。
地元の住民は「道路が狭くてスピードは出す。40キロや30キロで走る車はいない」
大聖寺警察署・田治敏靖交通課長「取り締まりもそうだが、やはり事故が起きないのが一番。関係機関や団体と連携しながら、いろいろな方面からの交通事故抑止ということで取り組んでいきたい」
大聖寺警察署は、事故現場周辺でのパトロールを強化するほか、標識の視認性を高めたりカーブミラーの角度を調整したりするなどの対策をとるということです。