“本物の梅干し”を後世に!全国の梅農家の相談に応じる梅ボーイズ

 こうしたノウハウを広めようと全国の梅農家の相談を無料で受ける取り組みを始めました。この日、山本さんのもとを訪れたのは、岡山で3年ほど前から梅農園を引き継ぎ梅干しづくりを始めたという近藤さん夫婦。今回の法改正で「食の安全」と「本物のおいしさ」について改めて考えたといいます。

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 (岡山の梅農家 近藤英和さん)「“おいしい”というのはどういうことか。“安全”がベースだと思うし、その“安全”というのも、食中毒に対する安全なのか、添加物・保存料…いろいろあると思うんですけど、身近にあった“本物の梅干し”や“本物の漬物”がなくなる可能性に直面しているんじゃないかなと思う」

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 “本物の梅干し”を後世にもつないでいくため、今回の法改正を乗り越えようと、近藤さんは山本さんの工場を見学に来ました。まず目にとまったのは、出入り口と作業場を仕切る黄色いカーテンです。

 (山本将志郎さん)「二重扉が必要と言われましたが、つけると高くなるので、カーテンで代用して二重扉扱いにしています。これですごく安くなります。レールとカーテン代だけなので」

 経費を抑えて法律をクリアする山本さんのアイデアを熱心に聞き取ります。

 (近藤英和さん)「これが基準のクオリティの空間なのかと。聞いてるのと実際に来て見るのでは全然ちがう」

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 梅ボーイズには全国各地から相談が寄せられています。リモートでも相談を受けていて、5月までに設備の改修が間に合い販売の許可を得ることができた施設もあったといいます。今、求められる「食の安全」と伝統のすっぱい梅を守る梅ボーイズ。今まさに、収穫は最盛期を迎えています。