初歩テクニック「6秒ルール」

怒りをコントロールするにはどうすればいいのでしょうか?

どのタイプの人にも使えるのが「6秒ルール」。
怒りを覚えた時に、6秒待つという方法です。
6秒待てば怒りがなくなるというわけではありませんが、理性が働くようになります。

6秒待つ間に・・・
▼深呼吸をする
▼怒りの温度計を頭の中にイメージする

・今の自分の怒りは0度から10度までのとれぐらいなのかを考えることで、客観的に見て冷静になれる
▼コーピングマントラ
・「魔法の言葉」を用意して、怒りがあったときに思い浮かべて心を落ち着ける
「気にしない」「私は最強!」「なんとかなる」など

弁護士 八代英輝:
僕、「他人に期待しない」って唱えます。

怒りの素「べき」に注意

日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介氏:
一番気をつけていただきたいのが、自分が持っている「べき」という言葉ですね。

「守るべき」「従うべき」「敬うべき」「言うことを聞くべき」など、
自分の使っている「~すべき」という言葉が、自分自身を怒らせているそう。

安藤氏:
「べき」は自分の願望や欲求を表す言葉で、「マナーを守るべき」や「時間を守るべき」など、使っている「べき」が裏切られると怒る。
普段から「べき」や、「はず」「普通」「常識」「当たり前」みたいな言葉を自分がどんなことで使っているかを知って、それが自分の怒りの火種になることを覚えていただくといいと思います。

恵俊彰:
怒るということは、相手に期待してるからですか?あまり期待しすぎないというのはどうですか?

安藤氏:
期待をすることはいいことではありますが、過度になってしまうと問題があります。

恵俊彰:
車線の合流になかなか入れてくれなくても、「こんなもんだ」と思えばいいんですかね。

(ひるおび 2024年6月6日放送より)
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<プロフィール>
安藤俊介氏
日本アンガーマネジメント協会ファウンダー(創設者)
理論・技術をアメリカから導入した第一人者
新潟産業大学客員教授