「白黒パンダ」に「俺様ライオン」・・怒りのタイプを分類

アンガーマネジメントで大事なのは、「自分が何に怒りやすいのか」を知ること

日本アンガーマネジメント協会ホームページの「ホーム」⇒「メニュー」に進むと、無料で「アンガーマネジメント診断」ができます。(※氏名・メールアドレスの記入あり)
LINEの友だち登録をして送られてきた12問の質問に答えることにより、怒りのタイプ「6種類の動物」で診断されます。

≪怒りのタイプ≫
【俺様ライオン】【慎重うさぎ】【自由ネコ】【頑固ヒツジ】【白黒パンダ】【熱血柴犬】

日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介氏:
どのタイプが良くてどのタイプが悪いということではありません。
自分のタイプを知れば、そういう傾向があるんならこういうことに気をつけた方がいいなとか、考え方の癖みたいなものがわかります。

【俺様ライオン】
◆特徴
自ら手をあげなくても自然とリーダー的存在になることが多いタイプ
良くも悪くもプライドが高い人
◆課題
思い通りにならないときにイラッとすることがある。意見と批判を区別することも大事

スタジオでは、小林よしひささんがあてはまりました。
よしお兄さんの怒りポイントは、「横断歩道手前に停車している車がいつもある」こと。ルールの無視などに怒りを覚えるようです。

安藤氏:
ルールを破ってる人がいたら、「裁かなきゃいけない」と思ってしまうところがちょっと出ているのかなと。
人にはいろいろな事情があると考えると、ちょっと心が落ちつくと思います。

小林よしひさ:
やっぱり‟おにいさん”って、社会の中ではきちんとした人というのがあるので、自分はやっぱりルールをしっかり守らなきゃいけないという気持ちがあります。

【慎重うさぎ】
◆特徴
人や物事に対して慎重
パーソナルスペースを人一倍とる
気が利いて愛想がよく謙虚な姿勢を保つタイプ
◆課題
じっくり考えるあまり人間関係で大きなストレスを感じてしまう
自分をもっと開示したり相互理解を深めることで不安を軽減

中川翔子(慎重うさぎに該当):
もう、人間苦手だなっていつも思ってます。

安藤氏:
交友関係が深く狭いという方向なので、狭いからこそ自分のことを大切にしてほしいと思ってしまう。逃げてしまったり、大切にしているものが攻撃をされることに対してちょっと過敏になってしまうところがありますね。

中川翔子:
分かります。推しが攻撃されたり、「こっちの方がいいじゃん」みたいな言われ方をするとすごく腹が立って論破したくなります。気を付けます。

【自由ネコ】
◆特徴
どんなときでも自分の思いや考えを素直に表現してフットワークが軽く好奇心のままに行動するタイプ
◆課題
自由な発言や行動の制限で怒りを感じる
独裁的な思考は孤立に繋がる可能性があるので、自ら歩み寄って他の人の意見も取り入れることを心がけましょう

恵俊彰(自由ネコに該当):
おっしゃる通り、当たってるわ。

安藤氏:
中川さんは人と距離を取りたいんですけど、恵さんはどっちかというと距離を詰めたいんですよ。中川さんみたいに距離を取りたい人もいるというところをわかってもらえるといい。

【頑固ヒツジ】
◆特徴
表面上は穏やかですが内には確固たる揺るぎない自分を持っているタイプ
一度決めたことは誰に言われても譲らない強さを持っている
◆課題
自分に執着するあまり独りよがりに不信感を募らせてストレスを感じてしまうことがある
事実と思い込みを切り分けましょう

あてはまったのは八代弁護士。八代弁護士の怒りポイントは…

弁護士 八代英輝:
タクシーに乗ったときに、目的地を言って、運転手さんが「ナビ通りでいいですか?」って必ず聞いてくる。「あなたのナビにどう表示されてるか知らんし」って突っ込みたくなるんですけど、いつも飲み込んでます。

安藤氏:
特徴を一言で言うならば「自分ルール」なんですね。自分が決めてるルール通りに物事を運びたい。社会のルールはいいんですけど自分のルールだったりするので、よかれと思ってやったことが「あれ?」ってなったりしてしまう。

【白黒パンダ】
◆特徴
何事にも白黒つけたがる
好き嫌い、敵味方、良い悪いなど端的に物事を考えるタイプ
完璧主義
◆課題
はっきりしないことにイライラ
自分とは違う価値観を認めて視野を広げていくようにしましょう

【熱血柴犬】
◆特徴
自分が正しいと思うことや社会的な正義といった信念を押し通すタイプ
◆課題
正義感から必要以上に怒ることがある
道徳的であることは良い反面
度が過ぎると余計なストレスを抱える原因にもなる
「見なくてもいいものは見ない」視点を持つ