対策として設置した「花を入れたプランター」は川に捨てられる

 杉江さんたちもこうした状況に黙っているわけではありません。これまでに京都府や京都市と連携して数々の対策を進めてきました。第一の矢は「LEDライト」。周囲を明るくすることでゴミを捨てにくくする狙いがありましたが、むしろ、集まる人が増える結果に。
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 第二の矢は「花を入れたプランター」。段差部分に設置することで、座って飲食がしにくくなると考えましたが、2か月後には、何者かによって川に捨てられました。
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 そして、最終兵器は「監視カメラ」。常習犯がいれば警察へ届け出ることも考えていましたが、あまりの人の多さに取り締まりが追いつかない状況だといいます。
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 いくら対策をしても解決しないゴミ問題。この「いたちごっご」状態に杉江さんもやるせなさを隠しきれません。

 (杉江貞昭さん)「もう、ちょっとこちらも疲れてきました。あー言えばこー言う感覚で。注意すると、『ここにゴミ箱作ってくれたらいいんだ』とか、勝手なことばっかり言い出す」

 では、こうした状況を市はどう捉えているのでしょうか。京都市の松井孝治市長に聞きました。
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 (京都市 松井孝治市長)「我々としても、異常に観光地でゴミが散乱していると、来た人たちも地域住民も相互に不信感が高まりますから、行政でできることはできるだけやっていきたいと思っています。次の観光シーズン、祇園祭のときなどにも対応していかないといけない」