「干しイモ」の加工場を十日町市内に整備し、冬の間、仕事がなかった農家が働ける場をつくることでした。

「一番おいしいです。ここのサツマイモが」
「十日町の名物として広がったらうれしい」

可奈子さんたちが手がける「干しイモ」はオンラインショップのほか、県内の大手スーパーや新潟市のデパートで取り扱われるなど、販路も拡大しつつあります。

サツマイモの生産も当初8トンほどでしたが、昨シーズンは18トン、そして今シーズンは30トンを目指しています。

干しイモはサツマイモを蒸した後皮を取り除き、スライスし、乾燥させて作ります。可奈子さんたちは干しイモの製造過程で出るサツマイモの皮を有効活用するため菓子づくりも手がけています。
ただ、サツマイモの栽培量を増やしたことで新たな課題も出てきました。

佐藤可奈子さん
「干しイモを製造する中で、スライスにも丸干しにもできない小さいイモができてしまって、これをどうやって良さを引き出そうかなって」