26日朝、岩手県住田町の住宅で飼われていた犬がいなくなり、付近で倒れている草をたどると山へと続く方向にクマの足跡が見つかりました。警察や猟友会はクマが犬を襲って引きずったとみています。
警察によりますと、26日午前8時42分ごろ、住田町上有住で「外で飼っている柴犬がいなくなっている」と飼い主から警察に通報がありました。柴犬は体長が70~80センチで、首輪とひも状のリードを残して、飼い主の住宅の敷地内にある飼育場所からいなくなっていたということです。
リードはちぎれていて、敷地内の庭や付近の草地には柴犬が引きずられたような跡が見つかりました。駆けつけた猟友会が跡をたどると山へと続いていて、付近にクマの足跡が見つかったことから、柴犬がクマに引きずられたものとみています。
飼い主は午前3時ごろに柴犬が通常とは違う鳴き方をしているのを聞いたと話しており、その時間に襲われたのではないかということです。
警察は付近の住宅に警戒を呼びかけています。柴犬の捜索は行わないということです。
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