6日午前、仙台市の八木山動物公園でオスのレッサーパンダが、30分ほど展示場の外に逃げ出しました。捕獲する際、飼育員の男性が両腕を引っかかれ、けがをしました。
小笠原悠記者:
「鍵の空いた扉から逃げたヤンヤンは、展示場横を歩いていたところ職員が見つけ、この青い扉のあたりで捕獲されたということです」

一時、逃げ出したのは、9歳のオスのレッサーパンダ「ヤンヤン」です。

八木山動物公園によりますと、6日午前8時45分、飼育員がヤンヤンを展示場の中に放しました。その後、午前9時過ぎにヤンヤンが展示場の外側を歩いているのを職員が見つけました。

展示場のそばにいた来園者数人を安全な場所に誘導し、午前9時15分に飼育員の男性が、ヤンヤンを後ろから抱きかかえて獣舎に戻しました。その際、飼育員の男性は、両腕を引っかかれけがをしました。

仙台市八木山動物公園 門馬正樹園長:
「人間に危害を加えるおそれのある野生の動物を飼育していることをもう一度しっかり胸に刻み、責任の重さを自覚して再発防止に取り組みたい」

休園日の5日、展示場の作業用の出入口を開けたままにしていて、6日もそのままにしてしまったため、ヤンヤンが外に出たということです。
八木山動物園では施錠の確認を2人態勢で行い再発防止に努めるとしています。捕獲後は通常通り開園し、7日以降の開園にも影響はないということです。