「むじ汁」の店に「ブリトー」の店も まさにチャンプルー市場!

今回、古くからの栄町の姿を知る女性にも出会った。田芋の茎を使った「むじ汁」の専門店「万富」を営む、上原慶子さん。なんと50年以上も前から、市場でお店を営んでいるという。

▽「万富」店主 上原慶子さん
「全部そこら辺は、料亭だった。夜のスナックとかじゃなく、料亭だったんです。
今はホテルができてますから、ホテルで食事しますよね。昔はね、料亭で宴会をして、踊り子さんが踊って。だから、私なんかはね、踊り子さんが踊っているところをね。踊っているところを、隙間から見ていましたね(笑)」
「FAB MART」 営業時間:午前11時~午後9時

2022年に市場内にオープンしたのは「FAB MART」。カリフォルニアで人気のメキシカン料理を、沖縄の魚を使ってアレンジしたメニューがそろう。

自家製のトウモロコシの皮に、野菜をたっぷりおき、自家製のツナとツナソースを乗せたお魚タコス。島唐辛子を使ったサルサソースや、オリジナルソースをかけて頂く。試食せずにはいられない下地ディレクターが再び登場だ。

▽下地ゆみなディレクター
「パンチが効いた辛さでおいしい!」「300円にしては、野菜たっぷりでおいしいですよ」「ん~♪ん~♪おいしい!」

自家製のトルティーヤに、タイ米、バター焼きにした島魚、トマトの豆煮込み、
そして、野菜をたっぷり乗せてロールする「ブリトー」も絶品。

ーなぜ栄町市場に出店?
▽根間真也さん
「古くからある市場なんですけど、新しく自分たちで風をというか入れたらいいなと思ったのと、あとやっぱり、昼がちょっと弱いと。お客さんの流れが弱い所があったので、お昼をちょっと盛り上げたいと思って」

栄町市場を訪ねると、昼の市場に活気を取り戻そうと奮闘する人々の笑顔に出会うことができた。

市場にはこのほか、ケーキ店、ビーガンカレーの店、レコードショップなどもある。夜もいいけど、昼もいい栄町、是非訪れてみてほしい。
(取材:下地ゆみな)