判決は4日に言い渡される

論告求刑で検察は、被告が元男性店員や客を殺傷能力の高いバールなどで頭などを殴り大けがをさせたことは、無関係で落ち度のない2人が命を落としてもおかしくない状況で、犯行態様は『極めて危険で悪質』『計画性があった』『地域社会を不安に陥れた』などとして懲役22年を求刑した。
一方、弁護側は、店員にレジや金庫を開けさせないと金が奪えないと分かっていたのに、店員を襲い気絶させたことなどから、強盗は“行き当たりばったり”で『計画性は乏しく、冷静さを失った行動だった』『刃物による犯行ではなく強固な殺意はなかった』などとして懲役14年が相当と主張した。
最後に裁判長から「言うことはないか」との問いに、被告は声を震わせながら「一生かけて罪とギャンブル障がいに向き合って生きていくことを誓う」と口にした。

判決は6月4日に言い渡される。