短絡的で極めて危険・悪質な犯行

冒頭陳述によると、川端被告は午後11時過ぎ、自宅で強盗の準備をし、22日の午前0時ごろ自宅を出て、歩いてコンビニへ向かった。
ストア近くの重機置き場内のプレハブ小屋に押し入り、中にあったヤッケを羽織り、バールを奪った上でコンビニの裏に移動し、建物の陰に隠れた。
被告は、店員が店外に出て戻ろうとしたとき、頭をバールで一撃した。気絶し痙攣(けいれん)している店員の足を引きずり、店の陰に隠した。血痕は約13メートルあったという。

その後、駐車場に車を停めた客が、財布を手に店中に入って行ったため、後を追って被告も店の中へ入る。後ろから近寄っていた際、被告が滑って転んだことで客に気づかれ、取っ組み合いとなった。
被告はバールや拳で客の頭や顔などを複数回殴り、客が出入り口から逃げ出した後、客が落とした財布を拾い、コンビニのバックヤードへ。金庫などを探った後、机の上にあったマネーケースを奪い、逃走したとされている。