代表して出席した国定勇人環境大臣政務官は冒頭、熊本県でのマイク遮断問題を謝罪し、伊藤大臣との懇談の場を作ると約束しました。

国定勇人 環境大臣政務官
「決して許されてはならない行為によってその思いを踏みにじってしまったことに、改めて環境省を代表致しまして心からお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。大臣は必ず皆さま方との意見交換の場を近いうちに設けます。それは私が責任を持って、その橋渡しをさせていただきます」
4月の新潟水俣病第5次訴訟の判決で、水俣病と認められた皆川栄一原告団長は、長年苦しんできた自らの症状や認定を求めてきた思いを訴えました。

新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一原告団長
「頭の中でセミが何匹も泣いているような感覚で、もはや時間はありません。本当に1日でも早い解決をと望んでいるのが私たちの現状であります。私たちの切実なるこの思いを、どうか環境大臣に伝えて届けていただきたいと」
中村周而 弁護団長は9年前の2015年に新潟で開かれた懇談会の際にも、環境省側が予定の時刻を過ぎたとして懇談を打ち切ろうしたことに触れました。

新潟水俣病第5次訴訟 中村周而弁護団長
「前からそういった時間制限というのは行われていたわけなんですよ。ではなぜ、それがまた同じような形で繰り返されたのかと。『これから真摯に被害者の皆さんの話を真摯に聞きます』と言ってもですね、本当に信用できません」














