「流し営業は×」「予約はアプリのみ」「クレジットカード決済のみ」

ライドシェアの営業の制約は「時間帯」だけではありません。普通のタクシーのように手を挙げたお客さんを乗せる、いわゆる「流し」の営業ができないほか、「予約はアプリからのみ」、また支払いは現金でなく「クレジットカード決済のみ」など、様々な条件があるため、普通のタクシーと比べて、利用するお客さんが限定されるのが現状です。

(ライドシェアドライバー)
「もっともっと頻度を増やせば(仕事に)慣れることもできるし、収入としても見込めると思うのでもっと乗りたいという気持ちはある」

解禁から1か月。ライドシェアドライバーの雇用や運行管理を担っているタクシー会社に手応えを聞いてみました。

(名鉄タクシーホールディングス 吉田善一郎 取締役)
「現在、自家用車活用事業で採用しているドライバーは5名になった。実際に利用していただいた回数は5月17日(金)までの4日間で約70回の利用という実績になっている」

こちらのタクシー会社では事前の想定に近い利用状況だということで、これまで目立った事故やトラブルが起きていないこともあって、「順調な走り出し」と感じているとのことです。

(名鉄タクシーホールディングス 吉田善一郎 取締役)
「利用する方の中には不安な部分もあると思うが、実際に乗っていただいて見ていただく機会が増えていくと良いのかな」

これからの梅雨の時季やさらに暑くなってくると増えてくるタクシー需要。
動き始めた「ライドシェア」がタクシー不足の一助になりうるのかどうか、注目です。