近年「非結核性抗酸菌症」という感染症の患者が国内で増加していて、死者は年間千人以上にのぼっています。その原因となる菌は私たちの生活の身近に潜んでいるとされています。その症状や注意点を専門医に聞きました。

街頭インタ:

「(聞いたことも?)ないです」

「名前は聞いたことあるね。症状は結核みたいなもんなんでしょうね」

「(どういうものか想像つきませんか?)(想像も)つきませんね」

「いや、知らない、どうすればかかるのかが一番問題だね」

世間の認知度は高いとは言えない「非結核性抗酸菌症」
一体どんな病気なのか。

感染症研究を専門とする長崎大学大学院の泉川公一教授に話を聞きました。

長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 臨床感染症学分野 泉川公一教授:
「細菌の仲間なんですけども、結核とそれに似ているけどちょっと違う非結核性抗酸菌という2つの菌があって、非結核性抗酸菌で起きる病気のことを非結核性抗酸菌症と言うんですね」