沖縄戦の遺骨を収集する団体などで代表を務める男性が2日、長崎市で講演会を開き「戦争を回避するためには市民の力が重要だ」と訴えました。

ふるさと・沖縄に眠る遺骨を掘り出して40年以上。沖縄戦の戦没者の遺骨収集ボランティア団体で代表などを務める具志堅隆松さんです。


具志堅さんは遺骨の収集を通して目の当たりにした戦争の愚かさを伝えました。

沖縄戦遺骨収集ボランティア団体代表・具志堅隆松さん「この方の頭蓋骨の中は土が詰まっていて、土の中に(砲弾の)破片が残っていたんですよ、人間は死んだらこういうふうになるんだ」

次の戦争を阻止するために何が出来るのか。具志堅さんは戦争は「人災」だとして市民が声を挙げることの大切さを訴えました。

沖縄戦遺骨収集ボランティア団体代表・具志堅隆松さん「人災であればそれを止めることはできます、みんなで戦争に反対するための声を挙げてきましょう」

「戦争・改憲・安保法制を許さない長崎の会」が開いた講演会。70人の市民が具志堅さんの話に耳を傾けました。