実は、影響はない!なぜなら・・・
担当者に質問すると、丁寧に「定額減税はふるさと納税の寄付金限度額に影響はありません」と教えてくれた。
どういうことか。
「減税されるのは、本来納めるはずの税金です。ですから減税されたからといって、年収が増えるということとは、そもそも違います」
なるほど。定額減税で実質手取りが増えるといっても、そもそも”税金が返ってくる”だけというのがポイントなのだ。
ちなみに市町村が出す、県民が一般的に年収を確認する「納税通知書」という書類には、給与所得(いわゆる年収)と控除額(ふるさと納税分や今回の定額減税分)が別に記載されることになるため、やはり年収とは別の扱いだという。

そして、住民税と所得税の減税を受けても、ふるさと納税の限度額は変わらないか、だが・・・。
担当者は「ふるさと納税の限度額は今回の定額減税実施前の所得をもとに計算するので、ふるさと納税をしたからといって損をしたり、定額減税により影響が出ることはありません」とした。
さらに「時期が重なったとしても、ふるさと納税の寄附金控除を実施したあとで、定額減税の計算をするという順番があるので、ふるさと納税の控除が無駄になることはないです」とも教えてくれた。