FBIがトランプ前大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」に家宅捜索に入りました。大統領の公務に関する書類をホワイトハウスから持ち出した問題をめぐる捜査だという報道もあります。そんなトランプ氏と家族の最近の様子、そして大統領選再出馬への影響は?専門家は「きのうまでは再出馬は99%あるだろうと考えていたが...」
■トランプ前大統領 FBIが家宅捜索

良原 安美キャスター:
アメリカフロリダ州にある「マール・ア・ラーゴ」というトランプ氏の邸宅に家宅捜索が入りました。米・メディアなどによりますと、トランプ前大統領の公務に関する書類をホワイトハウスから持ち出した問題に関連して、FBIが家宅捜索に入ったということです。
CNNテレビによりますと、「マール・ア・ラーゴ」から書類の入った複数の箱が押収されたそうなんですが、FBIからのコメントはないということです。
トランプ前大統領は「私を大統領選に出馬させたくないと必死に願う過激派左翼の民主党による攻撃だ」とSNS上で批判しています。
大統領を退いてしばらく経つトランプ氏ですが、今も話題は尽きません。

・大統領選の“不正”の主張
・米連邦議会乱入事件への関与
・旧統一教会との関係
・2024年大統領選への“再出馬”など
まさに今も渦中の人ということが言えそうです。
井上貴博キャスター:
秋の中間選挙を前にして、再出馬を模索している中でのこの動きです。
獨協大学経済学部 森永卓郎教授:
バイデン大統領はペロシ下院議長を台湾に行かせちゃったり、今回のFBIの捜査というのも見てると、ボーッとしてるように見えて、もしかしたら結構な武闘派なのかもしれないなっていう感じは私は受けますけどね。
■独自SNSで“過激発言”も
良原キャスター:
最近のトランプ氏の動きを見ていきます。まずは、アメリカ議会の乱入事件の関与でツイッターなどSNSが永久凍結されています。

ツイートの発言の内容なども注目されていましたけれども、自身の新しいSNS「トゥルース・ソーシャル」を立ち上げました。2022年の2月に公開され、アメリカ向けのアップストアで無料アプリチャート1位になったこともありました。このSNSでトランプ節、炸裂しているようです。

例えば、ツイッター社を買収するという案を出して、その後撤回したテスラCEOのイーロン・マスク氏について…
トランプ氏
「テスラは補助金がなければ事業に失敗していただろう」
「ドライバーがいない車で事故を起こし、どこにも行けないロケットを大量生産している」
という投稿を連日しているようなんです。
一方で、「トゥルース・ソーシャル」にアクセスできない人が続出したり、検索できないなど不具合や苦情もあるようです。また日本からはアクセスができません。この新しいソーシャルメディアが今後どうなっていくのかも注目されそうです。