去年4月、クマを駆除するため山形県小国町の山に入っていた男性がライフル銃で撃たれた事故について、警察は、銃を撃った58歳の男性を書類送検しました。
業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、小国町に住む58歳の会社員の男性です。

警察によりますと、男性は去年4月9日の昼、小国町黒沢の山林でクマを駆除する際に周囲の安全を確認したうえで発射すべき注意義務を怠って、漫然とライフル銃を1発発射し、一緒に猟をしていた当時42歳の男性の足にあたり、ケガをさせた疑いがもたれています。

撃たれた男性は、右太ももをケガしたほか、右ひざの関節が動かしにくくなるなどの後遺症が残っているということです。

警察の調べでは、当時、猟友会のメンバー合わせて14人で山に入っていて、銃を撃った男性は容疑を認めているということです。

警察では、捜査を終えたとして、今月24日、山形地検米沢支部に書類送検しました。
