(若狭敬一キャスター)
5月21日から愛知県みよし市や愛知県東郷町、名古屋市などでサルの目撃情報が相次いでいます。22日から23日にかけての目撃情報をおさらいしておきましょう。

まず、22日午後5時ごろに天白区荒池、午後6時ごろ天白区平針、そして23日午前6時半ごろ、天白区植田東。そして午前8時ごろ、天白区一本松、午前11時50分ごろ、昭和区興正寺、そして昭和区滝川公園で午後1時40分ごろ。午後3時半ごろは、昭和区前山町、その後、千種区でも目撃情報があったということです。
専門家にお話を伺います。日本モンキーセンターの赤見理恵さんです。


まず、なぜ住宅街にサルが現れたと思われますか。
(日本モンキーセンター 赤見理恵さん)
直接見ていないので一般論しかお話できませんが、1頭だけということなので、ハナレザルが移動中に通りかかった可能性が高いと思います。
ニホンザルというのは母系社会で、メスは普通一生同じ群れで暮らすんですが、オスは生まれた群れから別の群れへ移動していくんですね。移動中のオスが住宅地を通りかかるというのはよくあることです。
(若狭キャスター)
そうなんですか。ということはまだ憶測ですが、この目撃されているサルは、オスの可能性が高いということですね。

(赤見さん)
そうですね、メスが移動することもないわけではないんですが、オスの可能性の方が高いかと思います。