クマなどの野生動物と人との共存を目指す自然保護団体が、新潟県阿賀町の森林を購入したと23日に発表しました。一方で地元の住民からは、クマによる被害を懸念する声も上がっています。

阿賀町の森林を取得したのは、自然保護団体「日本熊森協会」。
森にある水源地の保全や野生動物との共存を目指し1997年に設立された団体です。

【日本熊森協会 室谷悠子会長】
「奥山は自然のまま残して、水源地として守って、そこを野生動物の生息地にして、人とうまくすみ分けないといけないのに、それと逆行するようなことが起こっている。ほぼ全て自然林なので、基本的にもう開発をしないで、このまま自然林のまま保全をしていく」