輪島市河井町にある輪島KABULET(カブーレ)。
社会福祉法人の佛子園(ぶっしえん)が経営主体となっているこの施設には、銭湯やレストランのほかデイサービスも併設されていたりと、高齢者から障害のある人まであらゆる人の交流の場となっています。
佛子園の代表を務める雄谷良成理事長は、奥能登2市2町で仮設住宅の見守り活動を行う公益社団法人青年海外協力協会の会長も務めています。
2016年に起きた熊本地震では死者は276人でしたが、そのうち災害関連死は226人にも上りました。直接死の4倍もの人が避難生活の中で命を落としました。雄谷会長は、この原因の一つが仮設住宅の入居が抽選で行われたことだと話します。
公益社団法人青年海外協力協会・雄谷良成会長「家も壊れている、親族も被災されて亡くなっているという状況があるときに、相当なストレスを受けながら隣に来た人はどういう人かわからない。まずそこの人間関係を作ることがストレスになる。今回、能登半島全域においては抽選をしないでなるべく地域を大切にしながら移していこうというということが進んできたと思うので、ここが大きな成果だと思います」
仮設住宅に隣接する施設でこの日、入居する住民たちが初めて集まりました。
仮設住宅の入居者「私は4月の終わりに来ているから、先輩方にどういう風にされているか、きょうはそういうことを色々とお伺いしたいなと思って来た」
仮設住宅にはできるだけ地域ごとに入居はしているものの、顔を見たことがある程度の人も多く、住民同士がより知り合える場として集まりが企画されました。
公益社団法人青年海外協力協会・雄谷良成会長「箱だけあってもだめ。そこにはお茶を飲みながらお話ししたりとか、高齢者の場合は仮設のお風呂も非常にかまちが高くて事故になったりしているので、コミュニティセンターの中にあるような大きなお風呂だと事故も起こりにくいし、かつ何よりもいろんな人とお話しできるそうだということが、実を言うと住民間のつながりを強化していくということになるので、何かを受けにいくとかではなく、ふらっと集まってそこにいられる場所が多分必要なんだと思う」
仮設住宅の入居者「今プライバシーとかで難しいかもしれないけども、名前聞いて誰がどこにいるとかそういうのは誰かしてほしい。何か困った時とか聞きたい時とか誰かが知っていないと」「1週間に1回、無理やったら2週間に1回でも集まれればまただんだん自由に集まって座れる場所があれば話しておれる。(仮設住宅の)中で出会っても元気けって言えるしね」














