最大で143人が身を寄せた体育館での避難生活では、顔見知りの仲ではあるものの集団での生活の難しさも垣間見たそうです。

出村愛里さん「仲良くなりすぎたゆえにずっと一緒におるからこその衝突、チラチラ見ました。しょうがないですよね、集団生活だったら」

週に2、3日は輪島市内へ仕事に出かけるという出村さんですが、避難所に残る高齢者を微笑ましく見守っています。

出村愛里さん「さっきくれたんですよ。みんな手芸とか上手で。祖母もお手玉大量に150個ほど作った。いい時間潰しできたんじゃないかと思いますよね」
祖母・出村チヨ子さん「金沢の人や野々市の人に本当にお世話になりました。ありがたいと思います」

木造長屋型の仮設住宅が、県内で初めて4月30日に完成しました。まとまって多くの世帯が住み続けることができる木造長屋型は、新たなまちを整備することを目的としていて、地域のコミュニティー再生を目指しています。

完成した木造長屋型の仮設住宅

出村愛里さん「おはようございます。すごい街って感じ」

14日、出村さんは4か月半ぶりに故郷に戻ってきました。完成した木造長屋型の仮設住宅に地域の人と一緒に入居できるようになったのです。

出村愛里さん「入り口に洗濯機あるよ」

1DKから車椅子でも生活できる部屋、和室のある部屋など5つのタイプがそろっています。原則2年で退去しなければいけない従来の仮設住宅と違い、この木造長屋型は2年が経過した後は公営住宅に転用され、住み続けることができます。

仮設住宅の中を見る出村さん 納得の様子

出村愛里さん「換気扇もしっかりついとるよ。上の収納もすごいし。普通にいい家やね」「あっち(避難所)の生活も全然悪くなかったんですけど、やっぱりプライベートがない状況、カーテン越しだったので2畳ほどしかないとこにいたので、それを考えたらすごい素晴らしいですよね」