ネット上の誹謗中傷が深刻化する中、人気動画クリエーター「HIKAKIN」さんらの所属事務所などは、対策を強化する発表しました。一方、ワクチン接種に反対する人らから攻撃を受ける医師は、投稿者に裁判を起こすなど責任を追及しているものの、個人の対策には「限界がある」と話します。
HIKAKINさん事務所ら “誹謗中傷”対策強化
いつもは楽しいHIKAKINさんの動画。この日の内容は少し違いました。
Youtubeチャンネル「HikakinTV」より(2月24日投稿)
「たしか、2012年くらいから2014年くらいまでかな?いやもうオレのこと人間だと思ってないでしょ!ってくらい叩かれてたんですよ!たしか!」
明かしたのは、過去に受けた誹謗中傷のこと。

Youtubeチャンネル「HikakinTV」より(2月24日投稿)
「『新潟県上越市震度5弱!?みんな大丈夫か!?』、地元で地震が起きたってことで大丈夫かな?と思ってつぶやいたんですけど、それに対しての返信が『しね』、『大丈夫なワケないでしょ。ふざけないで』、『地震で死ね』、『いい奴ぶるな』、『大爆笑した』。これ、上から5個全部これだからね!よく耐えられたよね?」
「死ね」という言葉が大量に送られてきたことも。
Youtubeチャンネル「HikakinTV」より(2月24日投稿)
「ツールか何かを使って、もうマジでね、秒刻み!当時日本一多分“死ね”って言われてたと思うんですよね!」
22日、HIKAKINさんが所属する事務所「UUUM」らは、「誹謗中傷対策を強化する」と発表しました。

UUUM 竹川洋志さん
「いわゆる権利侵害に当たるものに関しては、プラットフォームへの削除依頼など必要な対策をとるのと同時に、直接警告をする」
UUUMで対応してきた誹謗中傷は過去4年間で287件。

UUUM 竹川さん
「断固とした法的措置の事例というのも積み上がってまいりました。賠償請求、和解金支払いというような、投稿者にとって非常に重い結末をもたらすような動きをしっかりと取れているかなと思っています」