AIを使って“需要予測”…どこにどのくらいお客さんがいるのか予測

そしてここには、「GO」以外にもドライバーの強い味方が。

(入社2年目 半田彗さん)
「『需要予測』と言いまして、流しでこの辺りを走ったらどのくらいの需要があるか、というもの」

(大石アンカーマン)
「たとえばここ数字は6だが、どういう意味?」

(入社2年目 半田彗さん)
「だいたいこのエリアで、6人くらいは手を挙げるかもしれないよ、というもの」

AIが本社のサーバーで、曜日や時間帯、天気など、過去の実績データを元に、どこにどのくらいのお客さんがいるかを予測をして、各車両に情報を送っているのです…実際に行ってみると。

(大石アンカーマン)
「今いましたね」
「まもなく需要度8のエリアに入るところ。今ひとりいらっしゃいました」
「あの傘を持っているお客さんも『待ち』ですかね。ああ手を挙げました。今ここは需要度5のエリアです」

つばめグループの天野代表は…

(つばめグループ 天野清美代表)
「タクシーで一番大変なのは『お客様を探す』ということ。そこに一番経験と勘が必要なんですけれども、そこを若い方がクリアできるようにシステム化した。その結果、若い方がゲーム感覚で仕事をする。そういう意味では応募率が若い方が多いというのは、狙いは当たったと思う」

タクシードライバーの平均年齢は58.3歳ですが、つばめグループでは平均47歳ほどと、10歳以上若いのです。

(つばめグループ 天野清美代表)
「若い人や女性が気楽に働けるような職場にしたい」

(大石アンカーマン)
「タクシー業界というのは、まだまだこれから変わる可能性がありますか?」

(つばめグループ 天野清美代表)
「かつてないほど変わる、ちょうどスタートラインだと思っています」

2024年5月2日放送 CBCテレビ「チャント!」より