「最近、体調はどうですか?」外出できなくなった人を定期的に訪問

この日、渡邊さんは“ある人”のもとを訪ねていました。その人は鈴木誠二さん(仮名・47)。20代の時、職場で受けたパワハラをきっかけに酒の量が増え、31歳でアルコール依存症・うつ病・不安障害と診断されました。
(渡邊さん)「最近、体調はどうですか?」
(鈴木さん)「相変わらず睡眠障害で」
(渡邊さん)「昨夜から寝ず?」
(鈴木さん)「寝ずに」
(渡邊さん)「しんどいですね」
(鈴木さん)「しんどいのはしんどいですね」
アルコールは14年間飲まずに過ごせているといいますが、今でも睡眠障害や対面で人と話すことに不安があり、ほとんどを自宅で過ごしています。
(渡邊さん)「いま訪問看護は週3ぐらい?」
(鈴木さん)「週3で来ています。あと最近はヘルパーさんも来てくれて」
(渡邊さん)「どこか出かけたり?」
(鈴木さん)「買い物に出かけたりとか、近所を歩いたりとか。ちょっとずつ回復していくようにっていうかたちで」
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依存症であることを理由に入居を断られるケースもあり、渡邊さんの施設では住居の支援も行っていて、様々な事情で外出ができない人などの自宅を定期的に訪問しています。
(渡邊洋次郎さん)「時間をかけたぶんだけ、よくお話はされるようになっている。いろいろなスタッフやメンバーさんとも出会っているので、ちょっとずつ。その人が1日シラフで生きていて良かったなと思えることが、本人にとっての社会復帰じゃないけど、働くことがすべてでもないと思う」














