搬送されてきた高齢患者『コロナ陽性・誤嚥性肺炎を併発』

 取材開始からわずか30分後、突如、現場に緊張が走ります。発熱の症状などで70代の男性が搬送されてきました。コロナの陽性が確認され、酸素飽和度も80%台のため、人工呼吸器を装着することになりました。

 (宇治徳洲会病院・救急総合診療科 三木健児副部長)
 「(Q今の状況は?)今の状態は呼吸不全の状態が高度で、新型コロナウイルス感染症でいうと重症に該当します」

 3人の医師らが呼吸器の管を入れていきます。

 三木医師も不測の事態に備え防護服を着て準備します。

 (宇治徳洲会病院・救急総合診療科 三木健児副部長)
 「今、気管内挿管が終わりました。今はコロナの肺炎だけで人工呼吸器装着までいくという人は少ないです。(Qこちらの患者さんの場合は?)おそらく心不全が加わっている。それから嘔吐されたことによって誤嚥性肺炎を併発されている」

 男性はこの後、コロナ病棟へと運ばれました。