最後の夏を前に県記録を更新 自信を取り戻した

試行錯誤の成果は着実に結果に出始めている。
沖縄選手権の前日、跳躍に手ごたえを感じていた。

▽喜久里彩吹
「おお、良いかもしれない」
「今までやってきたことが無意識にできるようになっている感じです」
「いけそう、いけそうです。頑張ります!」

翌日の沖縄選手権、走り幅跳びに出場した喜久里は、20年間破られることなかった沖縄県記録を更新した。5m94㎝の大ジャンプだった。

▽喜久里彩吹
「最低でも(全国の)決勝に残って、6mを幅跳びで跳んで、三段では12m40ぐらい跳べるように、そしてメダルが取れるように頑張りたいです」

県記録ホルダーとなり、高い目標を掲げた喜久里。インタビュー終了後には素の表情を見せてくれた。

▽喜久里彩吹
「ありがとうございました。やばい、めっちゃ(ちゃんと)答えられてませんでした?」
ー1年生のときより?
「はい。ちょっと成長したなあと思ったんですけど(笑)」

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(取材後記:RBCリポーター 下地麗子)
天真爛漫な笑顔が印象的な喜久里選手ですが、体重調整のために小麦類やお菓子を
制限するなど陰ながらの努力を続け、最後の夏に向けて調子を上げてきました。沖縄跳躍界の歴史を塗り替える大ジャンプを心に誓っています。