「最後に良い結果を残したい」
大学では経営学を学びたいという喜久里はある決断をしている。
▽喜久里彩吹
「スパっ、て辞めたいです」
「一旦インターハイでしめたいなと思っています。だからこそ最後にいい結果を残して悔いなく終われるように」
「上位に残ってメダルを取って、いろんな人に恩返しできるように頑張りたいです」
最後の夏に向かう喜久里は、体重を絞り、ウエイトトレーニングを増やして体づくりを強化。助走距離を伸ばすなど、跳躍技術も見直した。
▽喜久里彩吹 「もうちょっと(助走を)刻めるかな、ちょっと遅かったです」
▽後間英生監督「うん、遅い」
▽喜久里彩吹 「タララララ、ってちょっと抜ける感じですよね」「よし、切り替え」
▽後間英生監督「もう1本!」
中学時代から、細かいメニューは監督ではなく自分自身で決めてきた喜久里。
練習ノートやタブレットには、その意図や方法が細かく記載されている。
▽喜久里彩吹
「自分で何が足りないか考える力とか、何をしたいか分析する力は陸上でついたかなと思います。格好よく言うと(笑)」