組合側「返済が終わらない場合、残額は遺族に返済をお願いする形に」

 すでに10年かけて返済し続け、残りは約450万円。このままでは残りの返済に30年ほどかかる計算です。そうした中、さらに思わぬ事実が判明します。

 (佐々木さん)「母親は今年85歳なんですけれど、まだだいぶ残ってますよね。これは最終的には僕らに回ってくるということなんですか?」
 (公立学校共済組合)「そうですね。もしも返済が終わらない場合は、残額についてはご遺族の方に返済をお願いする形にはなります」
 (佐々木さん)「わかりました。ありがとうございます。失礼します」
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 電話を終えた佐々木さんに、改めて話を聞きました。

 (佐々木さん)「何もしてないのに、僕400万円も借金あるんですか。きついなー。受け取る金額に関しては、僕らでいくらとか、貯金でもないですから、向こう(公立学校共済組合)におまかせになっているのに、そこでミスがあって、それであとになってから返せって、それはしんどいですよね。こんなずさんなことってあっていいのかなって思いますね」

 MBSの取材に対しても、公立学校共済組合は佐々木さんの母親の年金についてミスを認めたうえで、法律で決まっているため返還を求めるとしています。