なぜ過大支給額が600万円以上に膨れ上がった?

一体、なぜこんなことになってしまったのか。佐々木さんが公立学校共済組合に電話で確認してみました。
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(佐々木さん)「なんで間違えたかっていうのはわかってないんですか?」
(公立学校共済組合)「きちんと処理しておりましたら、こうした多額の過払いは発生しなかったんですれども、完全にこちらの処理誤りですので、そこは大変申し訳ございませんでした」
佐々木さんの母親は60歳から年金を受給。その後、夫が亡くなり、遺族年金も受け取る選択をします。それに伴い、これまで受給していた年金は半分となるはずでした。ところが、公立学校共済組合からの年金は、誤って全額支給されていたというのです。その上、ミスには10年も気づかず、額は600万円以上にまで膨れ上がりました。
(公立学校共済組合)「完全にこちらの処理漏れですので、お母様がなにか間違えたということではございません。ただ申し訳ないですが、本来ならお支払いすることはできなかったものになりますので、こちらは返済いただくほかないんですね」














