2024年の『ロボマスター(RoboMaster)』は7月末に開催される予定です。
新潟県長岡市の学生チーム『Phoenix Robots』は現在、大会に向けた新たなロボット作りに力を注いでいます。

しかし「新たなロボット」といっても、そう簡単につくれるわけではありません。
複雑な部品の製作には3Dプリンターを使うこともあるそうですが…
「最後の最後で失敗して、またイチからみたいなこともあります」
「自分たちの思い描く最強のロボットを作りたいとの思いから、別に何時間でも作業できます」

何度も何度も失敗を繰り返し、改良を重ねて完成させた新作ロボットは、去年のロボットよりも部品を減らしつつ、強度を上げました。

「中国のチームは設計思想が全然違った。前のようにフレームを組んで作っていたのでは負ける機体になる。軽さや強さを意識して変えています」

2023年の大会では、ロボットの機体強度などで上回る香港の大学に連敗。
新作のロボットでは、ライバルのロボットを研究し、その強みを取り入れました。

強度を上げることにより、対戦中の機械トラブル発生も抑えることができます。
また、相手の球をかわす際にはベース部分をすばやく回転させて被弾率を下げるとともに、射撃の威力も増すなど、次の大会に向けた“新型ロボット”の準備は着実に進んでいます。