オリックスは宮城投手の離脱が痛い? 早く本調子になってほしい野手は…

―――オリックス・バファローズについても能見さんに聞いていきます。チームは2連敗中で4位。借金4という現状です。そうした中で宮城投手の離脱は相当痛いということですね?

 「(けがの箇所は)大胸筋なので、投げられないんですよ、休んでいる間。ここをなおさないといけないので先に。そこからまた投球練習を再開していくと。試合数も下(二軍)で重ねていって、ある程度いい状態で投げられるようになって上がるというところで、期間は軽症だったら早いかもしれないですけど、1か月以上はかかってしまうので。やっぱりその辺は痛いかなと」

―――宮城投手の昨シーズンからの成長というのはいかがでしょうか?

 「今年に限っては球速自体もすごく上がっている。山本由伸投手が抜けて自分がやるっていう意気込みも感じましたし…。そこに筋力がちょっと耐えきれなかったっていうところでね」

―――そして打者については、昨オフに広島からオリックスに移籍した西川選手に早く本調子になってほしいと。打率が2割ということで、ちょっと苦しんでいますね?

 「西川選手で言うと、セ・リーグからパ・リーグに入ったというところで、対戦ピッチャーが“初めまして”の選手がすごく多いんですよ。いろんな情報を聞いて『こういうボールを投げるよ』って言われても、実際にどれだけ曲がるのかとかも、(打席に)立ってみないとわからない。あと、攻め方ですね。その辺もわからないので、本当に手探りの状態なんですけど、(5月下旬に)交流戦が始まる。今度は逆に知ってる選手と対戦していくので、うまく上がってくるんじゃないかなと見ています」