投手は「梅雨時にかけて一旦、疲労がたまってくるタイミング」に
―――さて、今シーズンが始まって約1か月半が過ぎました。梅雨前ですが、阪神はバットがちょっと湿りがち。そんな中で踏ん張っている投手陣について、能見さんは「梅雨時にかけて一旦、疲労がたまってくるタイミング」だと指摘。これはどういうことでしょうか?
「開幕して約2か月というところで、ちょっとね、シーズンの慣れっていうのもあって、気を抜くわけじゃないんですけど、ちょっと慣れてくると、『意外と疲れているんだ』っていう時期になってくるんですよ。そこに梅雨が入ってくるので、余計にそれが感じられるっていうのはある。僕は梅雨が結構苦手だったでんすよ。毎年いろんな対策をするんですけど、やっぱり体がちょっとだるくなったりとかっていうのは多いので」
―――投手は踏ん張りどきでもありますが、打者の方は「目が慣れてきて、対戦数も増えてくるので、やや打者有利になるかも」という見解ですね?
「これはもうピッチャーの質がどうしてもちょっとずつ落ちてくるっていうところで、バッターが有利になってくるんですけど、ここにね交流戦っていうのが入ってくるんです」
―――5月28日からの交流戦で気分転換ができるのではと?
「対戦チームが同リーグのチームじゃなかったり、新しく見る選手であったりというところでちょっと刺激的な部分もあるので、その辺でみんな状態を上げてくれたらいいかなと思いますね」