天皇杯出場をかけた、鹿児島県サッカー選手権決勝が12日に行われ、鹿屋体育大学が4年ぶりの優勝。天皇杯出場を決めました。

大雨のなかの決勝は、4年ぶりの優勝を狙う鹿屋体育大学と、鹿屋体大の選手で構成されるNIFS KANOYA FCの”兄弟対決”に。試合前には両チームの選手が肩を組み、写真撮影する姿が見られました。

試合は立ち上がり、鹿屋体大が相手のオウンゴールで先制しますが、そこからは一進一退の展開に。両チームともチャンスを作ります。

雨が強くなった後半、主導権を握ったのは鹿屋体大でした。後半5分、パスを受けた加藤が相手を背負いながらシュート。リードを広げると、鹿屋体大はその後もゴールを量産。

後半45分に、加藤がこの日2点目のゴールを奪うと、アディショナルタイムには、フリーキックからから6点目。加藤がハットトリックとなる3ゴール目を挙げ、試合終了。6対0と快勝した鹿屋体育大学が、4年ぶりの天皇杯出場を決めました。

(鹿屋体育大学4年 加藤大晟選手)「今年4年生なので結果にこだわっていて、4得点に絡めたのはひとつ大きなこと」

(鹿屋体育大学4年 ゲームキャプテン・野知滉平選手)「Jリーグのチームを倒したいという目標があるので、今月26日の福岡代表との1回戦に勝ち、どんどん進んでいきたい」

鹿屋体育大学は、今月26日、ホームで天皇杯1回戦。福岡県代表のJ3・ギラヴァンツ北九州と対戦します。なお、J2の鹿児島ユナイテッドFCは、2回戦のアウェー・大分戦から出場します。