3年ぶりに開催の「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」。コロナ禍の対策として “密を避ける”ために決めたのは、苦渋の「会場変更」でした。夏のお出かけ時に、気を付けたポイントは?専門家が教える、コロナ禍でもこの夏を楽しむ方法をご紹介します。
■「ロック・イン・ジャパン・フェス」苦渋の“会場変更”なぜ? 対策をして楽しみたい!

崎風斗キャスター:
夏休みに旅行やイベントに行くという方も多いと思います。各イベントがどのように対策をしているのか見ていきたいと思います。3年ぶりに開催となる「ROCK IN JAPAN FES. 2022」を例として見ていきます。
【会場を変更】
最大の変更点としては会場が変わります。
元々はネモフィラが有名な「国営ひたち海浜公園」、茨城県ひたちなか市で行っていました。これが「千葉市蘇我スポーツ公園」に会場が変わります(8月6日が初日)。
主な理由としては、会場に行くまでの交通手段です。ひたち海浜公園は徒歩だとちょっと遠いということもあり、主にシャトルバスが利用されていました。一方で蘇我スポーツ公園は会場まで徒歩で移動可能で、行くまでの“密”を防ぐという狙いがあります。
【ステージも変更】
会場内に入ってステージにも変更点があります。
ひたち海浜公園はステージが点在していて、ステージ間の移動に利用する通路が狭く、“密”が発生するリスクがあります。一方、今年の会場はステージ間の距離を短くし、通路の幅を広くして直接移動できる形にしたということです。
ただ、国営ひたち海浜公園が悪いわけでもなく、主催者側としても節目のタイミングではこっちでやりたいという思いも強く持っているということは言えます。
【他にも様々な対策】
1日あたり人数制限は4万5000人です。10万人以上収容可能なので、かなり人数を絞っているといえます。その上で▼入場時の分散来場、▼大声での歓声などを禁止、▼医師・看護師が常駐するなど、様々な対策を行って開催されます。
ホラン千秋キャスター:
このフェスは国営ひたち海浜公園という場所にもこだわっているイベントですので、そこじゃなくなったことを残念に感じている方もいると思いますが、夏は様々なイベントが行われます。それぞれのイベントで、ここだけは気をつけてくださいという点はありますか?
大阪大学医学部 忽那賢志教授:
今かなり感染者が多くなっているので、できる限り人との接触を減らした方がいいと思います。出かけるときは人との距離が近くなりすぎない状況の方がより安全だと思いますし、屋内より屋外の方が感染リスクは低いと考えられるので、そういった状況なども確認してから出かけていただければと思います。
ホランキャスター:
行く側だけでなく主催側も対策をした方が万全ということですよね。
忽那教授:
検温とかもある程度の意味はあると思いますし、行く側も熱だけじゃなくちょっと喉が痛いとか、少し喉の違和感でも参加を控えていただく気遣いも必要だと思います。
井上貴博キャスター:
主催側としても中止・開催どちらにしても批判の声が上がると思うので大変だと思いますが、主催者側の対策としては、人数制限とかマスクとかになるんですか?
忽那教授:
屋外であっても距離が近いとそこで飛沫が発生すると感染が起こりうるので、あまり密にならないように、発生する機会が少なくなるように、できる限りマスクを着けたままということがよいので、やっぱりお酒とか入ると少しマスクを外して大声になったりすると思いますから、そういったことも気をつけるといいと思います。