奄美大島の動植物の生態系を守ろうと、環境省が、島を訪れる観光客へ生き物の希少種の採取を注意する呼びかけを行いました。
環境省の職員3人が、先月、奄美空港で、観光客らにパンフレットを配って、奄美大島の動植物の捕獲や採取について注意を呼びかけました。
パンフレットには捕獲や採取が禁止されている場所や動植物の名前が書かれています。
(環境省奄美群島国立公園管理事務所 釣谷洋輔希少種保全専門官)
「今は規制にかかっていない種類でも、同じ場所で大量に採られ続けるということで、島の生態系に将来影響が出てくるかもしれない。生き物のバランスが崩れてしまうかもしれないというのが懸念される」
環境省によりますと、去年、奄美空港から違法に持ち出された動植物はないものの、禁止されていないクワガタ700匹が持ち出されたケースがあったということです。














