世界バレーに向けて鹿児島・薩摩川内で合宿を行っているバレーボール女子日本代表。昨年の東京五輪後、キャプテンに就任した古賀紗理那(26)が9月24日(日本時間)開幕の世界バレーに向け意気込みを語った。

先月まで開催されていたネーションズリーグで日本は開幕から8連勝と快進撃を見せた。しかし、ファイナルラウンド準々決勝で東京五輪銀メダルのブラジルに敗れ、2大会連続のベスト4進出はならなかった。主将の古賀は「本当に良い流れで、チームとして繋がりを持って試合を勝つことができてたんですけど、後半に差し掛かってやっぱり疲労が溜まってきたときの精度の高さがやっぱり低くなってきた」と振り返った。さらに「世界選手権も同じように試合が続くので、そこをしっかりとチームとして反省をいかしてやっていけたらいいなと思います」と話した。

今回の世界バレーに向けた合宿で眞鍋政義監督(58)は「勝敗にこだわる、アピールして欲しい」とし、選手にゲーム練習でも結果を大事にするよう求めた。メンバーを入れ替えながら、試合さながらのボールへの意識と声出しでゲーム練習を行った。ホワイトボードにはスパイクの決定率や効果率などを張り出し、選手それぞれの自覚を促した。練習後の反省会ではチームの成長のために古賀が積極的に発言し、若い選手たちにアドバイスした。

来月開幕の世界バレーに向け古賀は「監督からも、やっぱパリオリンピックでメダル獲得が最終目標って言われてる中で、この世界選手権ってすごい大切になってくるっていう話を結構、この合宿入ってからすごいたくさんされている。本当に結果にこだわりたいと思うし、さらに精度を高めていけたら絶対、世界選手権もいい結果が残せると思っている」と合宿でも練習にこだわっていきたいと話している。そして、目標を聞いてみると「メダル獲得したいです」と3大会ぶりのメダル獲得へ意気込んだ。

【世界バレー日程・オランダ】日本時間
9月25日 vsコロンビア
  26日 vsチェコ
  28日 vs中国
  30日 vsブラジル
10月2日 vsアルゼンチン