東京・港区の歩道橋でハチが大量に発生しています。なぜ都心にハチの群れが現れたのでしょうか。

記者
「東京タワーもよく見える都心の歩道橋に来ています。ですが、手すりにハチが大量発生しています」

午後3時半ごろの港区三田ですが、歩道橋に大量のハチが群れを作り、ガラスに張り付いています。ハチに近づけないよう、周囲も規制されています。

都心では珍しい光景からか、足を止めてスマホで撮影する人たちの姿も。

通行人
「三田の歩道橋に…、都心にあんなハチがいるなんてびっくり。居心地がいいのかしら」
「こんなのは初めて、20年くらい住んでいますけど、初めて」

なぜ都心にハチの群れが・・・。専門家はこの時期ならではのワケがあると説明します。

玉川大学 ミツバチ科学研究センター 原野健一教授 
「ミツバチは春が繁殖期なんですけど、巣がある程度大きくなると、新しい女王蜂を作って、元々いた女王蜂が働き蜂を半分くらい連れ新しい巣場所に飛んでいく。移動の途中だと思います」

この時期は女王蜂と働き蜂が新しい巣を作るために移動していて、大量発生が起きるといいます。

攻撃性はあまりないということですが、「見かけたら刺激せずに離れてほしい」としています。