新型コロナウイルスについて山梨県内では8月5日1404人の感染が発表されました。病床使用率は50%を超え、長崎知事は行動制限について「その可能性も排除できない」として週明けの状況を見極めて検討する考えを示しました。
5日新たに感染が発表されたのは1404人です。
1日の感染者が1000人を超えるのは4日連続で前の週の同じ曜日と比べると462人増えています。8月の感染者はわずか5日間で6000人となりました。
感染の急拡大で病床使用率が上昇しています。5日時点の入院患者は214人で重症者はいませんが病床使用率は51.3%となり、県が行動制限の検討の目安とする50%を超えました。
行動制限について長崎知事は…。

長崎幸太郎知事:
その可能性も排除できないと思っている。感染防止に向けた県民の皆さんの行動変容をお願いすることはありうる状況。
やるかやらないかどうするか、今週末まで週明け以降の状況を見極めていきたい。
このように述べ、行動制限について週明けの状況次第で検討する考えを示しました。
一方、ここからは4日までの1週間の市町村別の感染者数です。

県全体では7290人の感染が確認され、前の週より1000人増え過去最多を更新しました。
市町村別で最も多かったのは甲府市で1558人、次いで甲斐市の814人、笛吹市の663人などとなっています。
感染者の年代別では、10歳未満と30代の感染が目立ち、全体のうち40歳以下が74%を占めています。

またこの1週間のクラスターは8件で6件が高齢者施設でした。
クラスターについて県感染症対策センターの藤井充総長は「エアロゾル感染」を指摘し換気の徹底を呼びかけています。

なお、県内で3回目のワクチンを接種した人は71.64%となっています。