東北から北陸にかけての日本海側の地域では記録的な大雨となり、大きな被害が出ています。その要因となったのが「線状降水帯」です。過去には山陰地方などでも大きな被害のあった日本海側で発生する線状降水帯の特徴について、「線状降水帯」という言葉を、15年前に研究者向けに初めて定義した専門家に聞きました。



★「線状降水帯」の言葉を広めた研究者に聞く

8月3日朝から4日朝にかけて、東北から北陸の日本海に面した5つの県で「線状降水帯の発生情報」が相次いで発表されました。





線状降水帯に関する研究の第一人者、気象庁気象研究所の加藤輝之博士です。

加藤博士によると「線状降水帯」という言葉は、2000年前後に、九州地方で地形の影響で起こる線状の降水エリアについて研究していた気象研究所のグループが使い始めた言葉だといいます。





その後、2007年に、加藤博士が研究者向けの教科書の中で「線状降水帯」について初めて定義しました。

そして線状降水帯が、世間に広く知れ渡ったのが、2014年8月に起きた広島土砂災害です。加藤博士が作成した気象庁の報道発表資料のタイトルに「線状降水帯」という言葉を入れたことがきっかけです。