歴史的な円安「国内市場はやっぱり苦しい」
去年までの数年間は新型コロナの影響がメディア関係者の大きな関心事になっていましたが、コロナ禍をほぼ脱した今年のホビーショーで記者から飛び交ったのは、歴史的な円安に関する質問でした。

Q.歴史的な円安ですが、業界への影響は?
<静岡模型教材協同組合 田宮俊作理事長>
「輸出と外国の商品はドルベースですから、絶対的に日本の方が安い。品質が良くて安いからいいでしょ。だけど日本国内の市場はやっぱり円安というのは非常に苦しいですね。特に中小企業の場合は大変ですよ。日銀の総裁が変わったから少しマシになるかと思ったら相変わらず悪いですね」
「あまりにも円安過ぎる」影響しないはずがない

Q.円安は模型業界にとってプラスですか?マイナスですか?
<田宮俊作理事長>
「当然マイナスです。ただ、コロナは我々業界には向かい風ではなかった。逆にフォローウインドウですね。ただ、今から生活が苦しくなってくる。模型業界はみんな中小企業ですから影響しないはずがない。だから、いい加減にこの円安の傾向を止めてもらいたい」
Q.業界にマイナスになったのは国内の人たちの財布の紐が堅いということ?
<田宮俊作理事長>
「堅いなったでしょうね、当然。円安だから模型を買ってくれるっていう簡単な気持ちは言いません。だけど、あまりにも円安過ぎる。そういうことです」