ここまで来るのに65年かかった「まだしっかりやりますよ」
Q.海外の市場がこれから広がっていく可能性というのは感じていますか?
<田宮俊作理事長>
「広がってますよ。ただ、メーカーによってそれぞれ。僕は31歳でアメリカに出て、十数年毎年ですね、1月20日に出て帰ってくるのは3月。海外で色々勉強してたんです。それで出た結論は“日本という国は小さい”。もう1つ問題なことは“日本の人たちの考えることも小さい”。これが一番感じたことです」

「日本のことを日本で考えちゃダメ。海外から見て考える。それで海外の人がここへ来てもらうためにやってきた。ここまで来るのに65年かかった。もう僕が89歳になってしまった。うん、まだしっかりやりますよ!よろしくお願いします」
来年開催時は90歳 “生涯現役”の田宮理事長

2023年は椅子に座って記者の質問に答えていた田宮理事長でしたが、2024は立ち姿で15分ほどのインタビューに応じました。記者の質問に時には、舌鋒鋭く「俊作節」で答え、89歳になってもそのパワーは衰えるどころか、さらに増しているようにさえ感じられます。
SBSからの質問を「まだしっかりやりますよ!」という頼もしい言葉で締め括った田宮理事長。プラモデル界のレジェンドは、これからも静岡、そして日本・世界のホビー業界を牽引していきます。