新潟市で不動産業を営んでいた『小泉不動産』が、4月18日に新潟地裁から破産開始の決定を受けていたことがわかりました。民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、新潟県内で147番目の新型コロナウイルス関連倒産で、かねてから続く販売不振が原因とみられています。負債総額はおよそ9500万円でした。

新潟市秋葉区市之瀬の『小泉不動産』は1959年の創業以来、不動産の仲介や売買などを手掛けていて、2020年10月期には4121万円の売上高を計上していました。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響で対面営業が難しくなるなど業績は伸び悩み、宅地分譲にも着手したものの販売面では苦戦を強いられていたとみられています。
加えて昨今の物価高のあおりを受け、採算的にも厳しい経営が続く中で資金繰りも限界に達し、倒産に至ったということです。