1975年にもいた!「音鉄」さんを発見
さらに原稿には「かもめともお別れ」とありました。【画像⑪】は、これまた先頭車両の行き先が真っ白でよく分からないので、これが「かもめ号」かと思いきや...
弊社がいつも「鉄道ネタ」でアドバイスを頂いている、自動車を専門とする一般社団法人在籍で「専門外の鉄道」にも滅法強い職員の方に伺ったところ、当時の岡山発「かもめ」は、ディーゼル列車での運行だったとのことです。
1974年の時刻表を見てみると...ありました!「1D」かもめ!京都発で長崎・佐世保行きで、12時間近くのロングラン運転!当時から「かもめ」は併結・分離運転だったんですね。ディーゼルで関西から九州まで...頑張ってたんだなぁ。

ご存知のように、この「かもめ」もその後九州で復活し、現在は西九州新幹線に受け継がれています。余談ですが、かつて岡山を通っていた時期もあった特急「つばめ」「かもめ」の現在の車両デザインを、岡山市出身のデザイナー・水戸岡鋭治さんが手掛けているのは、何だか遠からぬ縁を感じています(むりやり)。
さようなら、「つばめ」「はと」「かもめ」。。。最後の別れを惜しんでマイクを向けて車両が走る音を録る「音鉄」「録り鉄」の人たちの姿も複数映っていました(【画像⑫】)。この時代からいらっしゃったんですね。
当時の撮り鉄(【画像⑬】)の方たちの写真と合わせて、当時の雰囲気を味わうために見たり聴いたりしてみたいものです(なお、RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネルの動画は、今回は音声は残されていませんでした...)
ちなみに、ちょうど本日(6月15日)このあと(午前7時5分発予定)「381系やくも」の最後の定期運用列車が岡山駅を後にしますが、このような光景がまた広がるのだと思います。


次回、
【第4回】『新幹線「ロングノーズ」100系衝撃のデビュー(1985年)「2階建て車両1階 めちゃめちゃ小さな窓」の正体は?』
に続きます。