この謎の2両編成「951形」の正体は?!

この動画を発掘した当時、いろいろと調べてみたところ、この2両編成は「新幹線試験車両・951形」であることが判明。「951形」は、1969年に製造された2両編成の試験車両です。

【画像④⑤】は、今では絶対に見ることが出来ない、運転士が951形を操る、運転席からの景色です。

【画像④】951形の運転席
【画像⑤】その運転席から見た光景 岡山の車庫かしら

この「951形」、【画像⑥】が分かりやすいのですが、車体は軽量化を目指したアルミ合金製、下側まで一体として成型するボディーマウント構造、さらには0系から先頭部分を伸ばして空気抵抗を小さくする、などの改良が施されているんだそうです。

【画像⑥】角度を変えて見ると、0系っぽい「丸さ」も?

1972年 当時の最速「時速286㎞」を記録!

この「951形」は、山陽新幹線が1972年3月15日に新大阪ー岡山間(161km)の開業に合わせて開発されたもので、1972年2月24日の開業直前の試験走行時に、新神戸ー西明石間で当時の世界最高速度となる時速286キロメートルを達成しています。