7月中旬、鳥取県鳥取市の男性が融資あっせんサイトを通じ500万円の融資を受けようとして、逆に34万円余りをだまし取られる詐欺被害がありました。警察が注意を呼び掛けています。


被害に遭ったのは、鳥取市の30代の男性です。この男性は7月19日、インターネットで見つけた融資あっせんサイトに、自身が経営する会社への融資として500万円を申し込みました。

その後、サイトを運営する会社の従業員を名乗る男から「融資が決まった」と電話があったあと、融資を行う会社の従業員を名乗る男から「期日前返済で34万4,442円を指定する口座に振り込んでもらう必要がある」と言われたため、男性はネットバンキングで指定された口座に金を振り込みました。

7月27日、融資を行う会社の送金担当を名乗る人物から「保全供託金を振り込んでもらう必要がある」と連絡があったため、融資の申し込みを取り消したいと伝えたところ、関係する2社と連絡が取れなくなったため、警察に届け出て被害が発覚しました。

こうした融資保証金に関する特殊詐欺被害は今回を含め、ことしに入ってから3件起きていて、合わせて約195万円の被害が出ています。

鳥取県警は、融資を受ける際に、事前に保証金などを求められた場合は詐欺なので、絶対に振り込まず、警察や家族に相談するよう注意を呼び掛けています。