開校120周年をむかえた島根県立松江ろう学校で10日、幼児・児童・生徒らが紙芝居アーティストと一緒に古くなった下駄箱をペイントしてアート作品によみがえらせる記念行事がありました。

「今日は大きな作品を作るぞ。えい、えい、おー!」

このイベントは、老朽化していた下駄箱を自分たちの手でアート作品としてよみがえらせ、今後も使い続けようと企画されました。

デザインを依頼された紙芝居アーティストのよしとさんは、「楽しい」「ありがとう」などの手話の言葉を、手の形や動きをイメージした図柄にデザイン。
それを幼児や児童と一緒にペイントしました。

(記者:下駄箱を塗ってどうでした)
「たのしかった」

児童は
「今日は、よしとさんと一緒にペイントするのを楽しみにしてました」
「下駄箱が昔よりも新しくなったのでいいと思います」

紙芝居アーティスト よしとさん
「(子どもと一緒にペイントするのが)楽しい。こぼれちゃったりもするけど、それもひっくるめて、みんなで作るっていう思いが感じられました。みんながワクワクして学校に来てもらえたらいいなって思ってます」

このあと中学・高校の生徒も参加して下駄箱アートを完成。手話をイメージしたシンボルでろう学校は新たな歴史を刻みます。